芸術による教育

¥5,720

【商品】
書名:芸術による教育
著者:ハーバート・リード
翻訳:宮脇理・ 岩崎清 
発売日:2001年10月発売
ISBN:9784845901241
価格:5,616円(本体:5,200円+税)

http://filmart.co.jp/books/composite_art/2010-5-7fri/

感性と知性を統合させる、いま必須な芸術教育改革への原典

教育の一般的な目的を、個々の人間に固有の特性の発達を促すと共に、引き出された個人的な特性を、所属する社会的集団と有機的な結合と調和させることであるとする。「芸術」を教育の基礎とすることを命題に、感性と知性を統合させる教育改革の原典から、生物学、心理学、生理学、社会学、哲学の諸分野を横断。21世紀の美的教育の役割を立証した、いままさに必要とされる世界の教育関係者が注目する改革への名著が、期待に応えて甦る。

■1943年初版後、改訂第三版が底本
■わかりやすい現代日本語での翻訳
■著者自身による詳細な註記と参考文献、
 5つの章末に分けられた補遺を全面的に収録

「私はただ、芸術は苦痛以外の唯一の教師であるという事実に注意を促しているのである。」──バーナード・ショー

CONTENTS
序 文

第1章 教育の目的
1:命題/2:二つの仮説/3:予備的な定義/4:要約

第2章 芸術の定義
1:出発点/2:形/3:自然と芸術/4:色彩/5:主観的な側面/6:想像力の役割/7:芸術の世界における価値の位置づけ/8:要約

第3章 知覚と想像力
1:知覚の問題/2:美的な要素/3:イメージの本質/4:直観像/5:直観像と教育/6:思考に対するイメージの関連/7:精神の成長/8:論理的な偏見/9:ゲシュタルト心理学からの証拠/10:理論から実践へ——プラトン/11:理論から実践へ——ダルクローズ/12:ある反論に対する回答/13:より広い観点/補遺A:子どもにおける直観像

第4章 気質と表現
1:心理学的類型に関する研究/2:客観的態度と主観的態度/3:生理学的な根拠/4:直観像による類型/5:ユング心理学による類型 6:抽象と感情移入 7:視覚型と触覚型/8:美的鑑賞の諸類型/9:補償的諸要因/10 :美の表現における類型:(1)現代の芸術(2)過去の芸術/11:結論/補遺B:心的諸能力

第5章 子どもの芸術
1:自由な表現/2:遊びか芸術か/3:自発性とインスピレーション/4:自発的な表現に関するモンテッソーリの理論/5:子どもが絵を描き始めるとき、なにが起こるのか/6:子どもの描画の発達段階/7:「図式」/8:運動感覚による想像/9:イメージと記号/10:三つの仮説/11:弱視および盲目の子どもたちによる証拠/12:概念的な誤り/13:子どもの描画の観察による分類/14:分類の精選/15:子どもの描画の分類と、心的機能による類型との関係/16:知覚の類型との関係/17:年齢的要因/18:類型の判別への、初期の描画の利用/19:視覚以外の表現方式−①遊びの活動/20:視覚以外の表現方式−②言語による創作/21:視覚以外の表現方式−③音楽/22:表現の目的/補遺C:「美術教育と子どもの自然(本性)」イベネザー・クック

第6章 無意識的な統合の方式
1:無意識に関する一般的な理論/2:無意識のダイナミズム/3:超自我/4:個人的無意識と集合的無意識/5:子どもの心にある原初的イメージ/6:無意識的な統合の過程/7:これらの過程の社会的な関連/補遺D:心理物理同型説に関する覚え書き

第7章 教育の自然な方式
1:芸術教育の三つの側面/2:美的な基準/3:行政の態度/4:創造と構成/5:学校における美術教育に関する規定の現状/6:統合的方法/7:遊びから芸術へ/8:教育制度の構造/9:教科と学級/10:幼児学校 /11:小学校/12:中等教育/13:知能の本質/補遺E:大学における芸術の位置

第8章 規律と道徳の美的基盤
1:伝統的な観念(1)軍隊(2)道徳/2:道徳的規律の起源/3:強制から協力へ/4:相互関係の社会的意味/5:教育学的意義/6:結論

第9章 教師
1:マルチィン・ブーバーによる創造性の概念/2:ポンプとじょうご/3:選択としての教育/4:自由と結合/5:質問と答え/6:教師と生徒/7:本書の命題への適用/8:結論

第10章 環境
1:適切な世界/2:具体的な事例/3:優先順位の問題

第11章 必要な革命



PROFILE
ハーバート・リード(Herbbert Read)
文学批評家、美術評論家。ヨークシャー州の農家に生まれた。青年時代、ブレイク、ブラウニング、リルケらの影響を受けた詩人であったが、第一次世界大戦に出征し、帰還後ビクトリア・アンド・アルバート美術館に勤務中、所蔵品の解説をしたことが動機で美術批評家としての活動を始める。彼の美学思想はフロイトの精神分析、とくにユングの無意識学説の影響を最もふかく受けている。美術評論家としての彼の活動の範囲は広く、主著は文学批評もふくめて殆ど邦訳がある。その主なものは造形美術に関しては『今日の絵画』(1953・新潮社)、『インダストリアル・デザイン──芸術と産業』(1957)、『モダン・アートの哲学』(1955)、『イコンとイデア』(1957)。文学批評に関するものでは『散文論』(1958, 1967)、『文学批評論』(1958)、『詩についての8章』(1956・以上みすず書房)などのほか『自伝』(法政大学出版局・1970)がある。

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